40歳元バンドマンの人生やり直し

アラフォーの元バンドマンが人生をやり直すための備忘録。転職や副業の話、さらにはバンドマン時代の戦略や実情をつづっていきます。

バンドマンがよくやってる仕事とは?

バンドマンがバイトなりなんなり仕事をしているという話を以前書きましたが、どんな仕事をしてる人が多いでしょうか?

僕自身は一番働きやすかったのはオフィスワークの長期派遣でした。
派遣先の会社に恵まれたというのもありますが、残業なども考慮してくれますし、早退や有休取得も結構自由でした。
給料もアルバイトに比べて格段にいいです。
1.5倍くらいだと思ってください。

ただ、バンドマンでこの形式はそこまで多くなかったかも。
着メロとか、エンタメ系の会社では見かけましたが、普通の会社では見かけないです。
まあ、バンドやってるって言ってないだけかもしれませんが。

派遣先に左右されるところはありますが、基本的に無茶は言われません。
派遣ならば、契約更新時に気兼ねなく辞める事もできます。
そうやって渡り歩いて、良い派遣先を見つけるのも手かもしれません。
ただし、そんなにいっぱい派遣先を紹介してもらえるだけのスキルがあればですが。

日雇い派遣には結構いましたね。
誰でも雇ってくれますし、シフトも自由。
でも、金が安いし、底辺なので、オススメはしません。

女の子なら、セールスレディとかいました。
可愛い子ならキャンギャル系とか。

あとはベタに飲食店とか接客系ですかね。
居酒屋、焼き鳥屋、ステーキ屋。

出会い系サイトのサクラのバイトをやってるヤツも結構いましたw
今でも成立してるバイトなのかわかりませんけど。
まあ、ブラックな噂はあります。

仕事が休みやすいように、アルバイトの人は多かったです。
でも、正社員もいましたよ。
そいつは最終的にプロにはなりました。

要は職場の理解かもしれません。
僕も派遣先で、インディーズバンドをやってる事は言ってましたし、普段からちゃんとしてれば、いざという時休みにも理解は示してくれました。

例えば一ヶ月休んでツアーに行ったヤツは、レンタル屋のアルバイトでした。
いくらアルバイトでも、一ヶ月も休むには相当職場の人に理解をされなければ無理ですよ。

そういう意味で、バンドマンが多数いる職業と言えば、ライブハウスの店員です。
ライブハウスは、元バンドマンもいますし、現役も多いです。
なんなら店長が、人気のインディーズバンドやってるって事もあります。
店長と言えど、その上にはオーナーがいて、雇われ店長だったりしますから、長年いて店長になったりします。

給料は聞いたことありませんが、、、まあ高くはないですよ。
昼間に別のバイトしてるヤツもいましたしね。
ただ、職場の理解はあると思います。

また、バンドとしての人脈も広がります。
ブッキングマネージャーというポジションになると、イベントに出演するバンドを集める仕事をします。
なので、色んなバンドと触れ合い、その人脈は自分のバンドにも活かせます。
例えば良いバンドをライブハウスに呼び、自分のバンドも出演させるとかやってる人もいました。
もちろん、バンドにも相応の実力がなければ、周りも納得しないし、出演しても食われるだけです。
それでも、人脈が広がるのは大きかったでしょうね。

とはいえ、ライブハウスの方針との相性もあるでしょう。
事情は知りませんが、あるライブハウスに勤めてたバンドマンが、一斉にやめて別のライブハウスに移った事がありました。
色々あるのでしょうね。

ライブハウスも、基本的には一生の仕事という感じではなく、入れ替わりも激しい印象です。
でもそれはバンドにも言えます。
バンドも、一年もしたら何組も解散したり、結成したりで、ガラっと顔ぶれが変わりますよ。

 

 

ライブハウスでライブをするにはお金を払う必要がある? チケットノルマ制の実態

プロじゃないけど、ライブハウスでライブをしたい。

どうすればいいか?
 
簡単な事です。
お金を払えば誰でもライブできます。
 
多くのライブハウスが採用しているチケットノルマ制というビジネスモデルについて説明します。
 
 
その前に、僕よりもさらに10年くらい上の世代のライブハウスについて説明します。
今から20年以上前でしょうか。
かつては今ほどライブハウスの数も多くなく、ライブハウスが強い状態でした。
 
そのライブハウスに出たいと思うバンドの数のほうが多いですし、そもそもお客さんも分散しないので売り上げも今より好調だったと聞きます。
他に刺激的な遊び場(ライバルとなるアミューズメント施設)も少なく、ライブハウスというものが新鮮でカッコよく、楽しいものだったというのもあるでしょう。
とにかく今よりもライブハウスというものは確かに流行っていました。
 
そのため、ライブハウスに出演するには、オーディションというものが必要でした。
例えば、昼の部でオーディションライブをし、認められると夜の部に出演できるようになるとか。
ライブハウスには、お目当のバンド以外を見に来る人も今よりもいたので、バンドはライブハウスで実力を示せばファンが増えると言われ、とにかく腕を磨きました。
 
ところが僕の世代くらいになってくると、急激にライブハウスの数が増えました。
特に東京都内は本当にたくさんのライブハウスができました。
 
こうなってくるとどうなるか?
一つのライブハウスに対して、ライブをしたがるバンドの数が減ります。
正確に言うと、バンドの数も増えているのですが、仲間内で楽しみたいだけの趣味バンドが大きく増えて、昔に比べてバンドの平均レベルは落ちました。
それでもライブハウスは、バンドに出演してもらわないと経営が成り立ちません。
そのため、僕の世代では、ほとんどのライブハウスが、オーディションなどやっておらず、基本的に誰でも出演できるようになりました。
デモテープ審査というものはやっていても、それで落とされることはほぼありません。
下手でもなんでも、演奏できれば通ります。
 
ライブハウスの方針によります。
一部の老舗は、それでもオーディションをしてましたし、一定水準以上のバンド以外断っていたところもあります。
でも本当に一部です。
多くのライブハウスは、とにかくバンドにライブをやってもらいたいため、出演の条件は緩くせざるをえませんでした。
 
と、ここでチケットノルマ制というものを説明します。
それは、そのライブで売れるべきチケットの枚数を、バンドにノルマとして課す仕組みです。
 
例えば、2,000円×15枚のノルマという条件でライブ出演を契約するとします。
その時、そのバンドは5人しかお客さんが呼べませんでした。
すべてのお客さんは、入場時にどのバンドを見に来たか聞かれるので、どのバンドが何人お客さんを呼んだか全てわかるのです。
ノルマを達成できなかったこのバンドは、残り10枚×2,000円 = 2万円をライブハウスに払う必要があります。
 
つまり、ライブハウスの経営は、最低限出演バンドによって保障されているのです。
 
厳密に言うと、本当に15人来た方が、お酒なども売れるため、お客さんが実際にくるバンドのほうが嬉しいはずです。
しかし、全国的に知名度があるならばまだしも、毎回ノルマを達成できるバンドなどほぼいません。
 
ちなみに、ノルマを超えた時はどうするかというと、これは契約しだいです。
超えた分はバンドとライブハウスで折半する。
ライブハウス全取り。
バンド全取りなど。
細かい話は省きます。
 
とにかく、バンドがそんなにお客さんを呼べないことは、ライブハウスも承知しているので、最低限経営が成り立つ額をノルマとして課してるわけです。
 
これは極端な事をいうと、ノルマを全額払えば、お客さんが一人もいなくてもいいということです。
実際、お客さんが一人も呼べなかったバンドも、いくつも見てます。
一応、他のバンドが呼んだお客さんもいますが、みんな似たり寄ったり。
フロアにいるのはバンドマンだらけで、純粋な客は1人とか2人なんてよくある話です。
ものすごく高いカラオケです。
 
そうなってくると、ライブハウスはこんどは趣味バンドをターゲットにします。
趣味バンドは仲間内だけで楽しみたいだけなので、あまりライブの頻度も多くなく、ライブをする時も友達をドカンと呼びます。
年に1回くらいのライブなら、友達は来てくれます。
月に何回もライブやってるバンドだと、まず友達はこなくなります。
 
こうなると、ライブハウスは趣味のバンドだらけになり、普通の人がお金を出して楽しみに行く場所ではなくなります。
まさにカラオケ化します。
 
ライブハウスに音楽ファンがこなくなると、ライブハウスに出演してもファンが増えないという事になります。
 
ライブハウスも、バンドにチケットノルマ払わせればいいだけなので、独自に集客する努力をしません。
ライブハウスにとっての客とは、音楽ファンでなくてバンドなのです。
どんどん悪い方向に負の連鎖が続いていきます。
 
すべてのライブハウスがそうではありません。
中には志をもって、ノルマを取らずにバンドとの信頼関係をできるだけ築こうとしたり、面白いイベントを作って集客しようとか努力はしてます。
 
しかし、ライブハウスのブームはとっくに終わってるので、キャパシティー100〜200人くらいの、いわゆるライブハウスは経営が厳しい状況です。
 
ライブが終わると、バンドとライブハウスの人で色々と話、次はこういうライブしようとか相談をします。
 
でも、多くのライブハウスは、適当な感想を述べた後に
「次はいついつ出演できるかい?」と、出演枠を埋めることばかり考えてたりします。
 
何とかしなくてはと、頑張ってる人達もいるにはいますが、今はこれが現実です。
 
少なくとも、アミューズメント施設として、集客の経営努力をすべきだと僕は思います。
汚いとか、接客態度が悪いとか、飲食が充実してないとか、そんなのは言語道断です。
バンドから搾取すればいいと思っている証拠です。
 
どうすれば人が集まるか。
宣伝、サービス両面から経営努力をして欲しいですね。
 

貧乏人の節約メンタル 節約した金額はバイト代だと思え

僕のような社会のクズは、金の使い方をコントロールできません。

給料日には「自分へのご褒美」と言い訳をして、寿司とか食っちゃってました。
 
確かに回転ずしで、高いネタを避けて、気をつけて食べれば2,000円くらいでも満足する贅沢はできます。
月に一度くらいの、それくらいの出資は問題にならないかもしれません。
しかし、金の使い方がコントロールできない人は、万事が万事、そういったマインドで金を使ってしまいます。
そのため、給料日前に家計がピンチに陥る事になります。
 
そんな時に沸き起こるのが、働きたいというマインド。
つまり、週5で働いているのにプラス、土日などに何かしら日雇いのバイトをし、とりあえず数千円でも金を手にしたいという思いが強まります。
本当に食べるものもなく、カツカツな時は、数千円どころか千円、500円でも欲しいですよね。
 
普段はなるべく働きたくない、楽をしたいと思っているのに不思議ですよねw
多くの人が月給制の仕事をしていますが、月給というのは、実際に働いたタイミングから一カ月以上後に手にするものなので、実感が少ないという事もあります。
それに、月給からは家賃や光水熱費など、決まった額を出さなければなりません。
なので、金に困っているときほど、月給とは別のプラスアルファの、今すぐ手に入るお金が欲しくなるのです。
 
でも、日雇いのバイトでも、その日にすぐにお金をもらえるわけではなく、次の週の決まった曜日に、まとめて支払いみたいなバイトも多いです。
それに、やはり週5プラスアルファでアルバイトをするのは疲れますよ。
それに半日なり1日なり拘束され、移動時間もあります。
さらに日雇いのバイトも、一度面接や登録会に行く必要があります。
毎月数日ずつ働きたいならいいですが、今月だけ、1日だけ金が欲しいんだという時には非効率です。
要するに、なんだかんだ時給が発生してない時間もあるんですよね。
 
 
まあ、プラスアルファしたい金額によっては副業バイトをした方がいいでしょう。
でも、1日拘束されるなら、本当はその時間は自分磨きに使ってもらいたいです。
 
例えば資格の勉強やビジネスの勉強。
特にバンドなり、何かしら夢を持ってる人ならば、そのための時間に使って欲しいです。
半日あればいろんな事ができますよ。
 
なので、副業バイトをする前にもう一度見直してもらいたい事があります。
 
それは節約です。
 
この記事を読んでいる人は、節約が苦手かもしれません。
金はないけど、金の使い方に細かい事は考えたくないという人。
金がなくなったら、バイトすればいいと思ってる人。
 
そんな人にオススメなのが、節約した金はバイト代だと思えというマインドです。
 
小学生の算数ですが、一万円多く稼ぐのと、一万円節約するのは、どちらも最終的な金額は同じになります。
でも、一万円多く稼ぐほうが、なんだか得した気分ですよね。
それは一万円分贅沢な金使いができるからだと思います。
でも、その贅沢は本当に必要ですか?
 
20万円の月給で、普段は全額使ってしまう人が一カ月お金を使わないで過ごしたら、月給40万円の給料日をもらってる事になります。
これはすごい事ですが、一カ月お金を使わないのは不可能ですよね。
 
でも、例えば、、、
家賃6万円のアパートに住んでる人が、実家暮らしになって家賃を払わなくなったとします。
すると、6万円×12カ月で、年収が72万円増えた事になります。
年収を72万円アップさせるって難しい事ですが、これは現実味がありますよね。
 
あなたが何か節約したとします。
その金額をメモして、それはスキマ時間にしたバイト代なんだと思いましょう。
 
下北沢から新宿に行く用事があるとします。
電車代はだいたい150円ですが、歩けば1時間です。
もしも歩く事を選択したら、時給150円のバイトをした事になります。
しかも消えるはずの150円が手元に残るわけだから、150円の給料はその瞬間にもらったのと同じ事になります。
 
時給150円って安すぎですが、そもそも健康のために散歩が必要だったとしたら?
それならば、散歩をしながらバイトしたという事で、苦になりませんよね。
元々散歩が必要だった上に、150円も手にしたのです。
しかも、バイトで神経を使う事もなく、面倒な面接も登録会もいりません。
まさにスキマ時間にしたバイトなので、150円はまあまあいい値段かもしれません。
150円稼いだと、スマホにメモしましょう。
 
ここで気をつけたいのが、なるべく時給換算でも振り返る事。
下北沢から電車に乗る予定だった場合は150円の得ですが、例えば小田原など遠くから新宿に行く予定の場合。
新宿駅でなく、手前の下北沢で降りて歩いても、50円ほどしか安くなりません。
節約バイトの時給が、三分の一になってしまい、少し旨味が減ります。
何をしたら、いくらの価値になるのか。
それを意識したいですね。
 
他の例でいくと、、、
ある食事でコンビニの弁当とペットボトルのお茶とサラダを買って、合計800円だったとします。
 
これを自炊にして、飲み物も自家製麦茶や水道水にして400円くらいに節約したとします。
上手にやりくりすれば、400円くらいでも、それなりに豪華になります。
これで400円の節約です。
 
できれば食材を適当に入れて、温めるだけの一人鍋とかいいですね。
自炊は時間もかかりますが、簡単なものであれば時間はくいません。
僕はモヤシと豚肉を耐熱容器に入れ、電子レンジで7分ほど温めるものをよく作ります。
7分間はパソコンやったり、他の事に使えますから、実質は1分くらいの手間。
まあ、色々やって、15分くらいの手間で自炊したとします。
その場合は15分で400円のバイト、つまり時給1600円です。
 
もしも毎食400円節約できるなら、3食×30日×400円で、一カ月36,000円のバイト代を手に入れる事になります。
まあ、毎回400円節約するのは難しいですが、一カ月1万円や2万円くらいなら十分節約できると思いませんか?
手間は15分×3食×30日で、22時間30分。
2万節約だとしても時給889円のバイト。
月に二回、日給1万円のバイトをするよりも、食費を2万円節約したほうが楽だと思いませんか?
 
上の例だと、800円の予算のプロジェクトを、400円の経費で実現し、差額400円の儲けを出したとも言えます。
食費の場合は、例えば今の食費が一食いくらくらいという予算を出して、実際にかかった費用との差額をバイト代としてメモすればよいです。
コンビニ飯や外食が多かった人は、かなりの差額が稼げるのではないでしょうか?
 
例えば、コンビニで500mlで120円のお茶を買うより、少し離れてるスーパーで、2リットル120円のお茶を買うとかも節約です。
本来なら500ml4本買うところだったので、差額3本×120円=360円のバイト代となります。
とにかく、食費系は節約しやすいです。
 
そういった節約をコツコツとスマホにメモしてください。
すると、一カ月で3万円くらい節約は簡単な事だと思います。
 
一カ月3万円もらえる副業って、まあまあ大変ですよ。
 
節約がバイト代と思えば、なんだか節約が楽しくなってきませんか?
やはり金額をメモに取るのが大事です。
月3万、4万のバイト代を、無理なくかせいでいきましょう。
 
メモをとるだけでは物足りないという人。
その人は毎日のタンス貯金をオススメします。
その日節約して稼いだ額を、1日の最後に貯金箱なりに入れます。
そうすると節約したお金が目に見えて溜まっていくのでモチベーションが上がりますよ。
そのお金はもしもの時に隠し財産として使いましょう。

日雇いバイトの実態とは? 本当に楽なの?楽しいの?

日雇いバイト、日雇い派遣という仕事がありますよね。

 

カンタン軽作業

とか

愉快な仲間たち

みたいな求人広告のあれです。

 

派遣というと、「派遣村」などで悪いイメージをもってる人が多いと思いますが、長期的な派遣と日雇い派遣には雲泥の差があります。

日雇いバイト、日雇い派遣は派遣業界でも最下層の仕事です。

そして、バンドマンも多いのです。

副業ではありません。

日雇いをメインの職業としているバンドマンも結構いるという事です。

 

僕も1年ほど、日雇いだけで生活してた事があります。

その頃の情報ですが、たぶん今も大して変わってません。

 

▼日雇いのいいところ

 

メリットがあるから働く人もいます。

メリットとしては、シフトが自由という事。

そもそも、仕事を入れない日は休みなので、いついつライブとか分かっていればスケジューリングはすべて自分次第。

なので、ライブなどのために不定期に休みたいバンドマンにとってはありがたい側面もあります。

毎週決まった曜日で働き、休みがとれない場合、出たいライブイベントに出れなくなってしまう事もあるからです。

 

でも気をつけてください。

急な休みは取れません。

だいたいは前日何時までとか、前々日等に仕事を入れるかどうか決めます。

一度決定した仕事は休めません。

それこそ親が死んでも無理かも、、、というのは言い過ぎかもしれませんが、そう思ってしまうほどブラックな面があります。

 

そしてもう一つのメリットは誰でも雇ってもらえるという事。

高卒だろうがなんだろうが、何歳だろうが雇ってくれます。

基本的に人は不足してます。

ただし、定期的に仕事に入れるフリーターを重宝はしてます。

それは、毎日大勢を送り込んでる安定した現場があり、そこに入れたいからです。

週5で働ける見込みの人はシフトの予想が立てやすいですしね。

なので、週1だけ働きたいとかいう人には、なかなか仕事を紹介されない可能性があります。

フリーターで、これメインでやっていくならば、結構紹介してくれると思います。

 

体育会系の会社が多いので、極端に元気がないとかであれば面接は通ります。

実際は元気がなくても、面接の時だけでOKですw

というか面接といいつつ、まともな面接ではありません。

受かる事前提で、登録などをするだけの会になり、次の日からすぐに働けたりします。

 

▼日雇いの実態

 

僕は1年間日雇いをやりましたが、、、もう戻りたくないというのが正直な感想です。

ちなみに、転職して日雇いをやめる際。

よく行ってた現場の社員(これは派遣先の人ですね)に

「○○ちゃん(僕)!もう戻ってきちゃダメだよ!」

などと言われましたw

まるで刑務所です。

でも、確かに社会の底辺だとは思います。

 

まずカンタン軽作業という話ですが、、、

カンタンではありますが、軽作業かは微妙です。

これは派遣された先の仕事に大きく左右されます。

 

特に男の場合は、力を使った作業に回される確率がメッチャ高くなります。

楽だったのは

・シールを貼る

・箱を組み立てる

とかでしたね。

僕は運悪く、あまりそういう仕事を回されたことはありません。

というか、そんな楽なほうが少ないと思います。

 

ちなみに一番美味しいと思ったのは駅で立っているだけという仕事。

厳密にいうと「こちら通り抜けできません」とか、アナウンスはしてましたけどね。

でも立って、ひたすら時間がすぎるの待つだけです。

しかも、二人ひと組の現場だったので、それなりに私語できました。

たまにアナウンスして、仕事してるフリ。

時間帯によったのですが、二人でいるときは雑談してたら終わりました。

一人で立ってる時間は、ひたすら時間がすぎるのを待つのが辛いかも。

5分が30分くらいに感じますw

 

ちょっとしんどいのになると、、、

・厨房の清掃手伝い

・ベルトコンベアで荷物積み上げ

 

ですかね。

厨房の清掃は、非常に油まみれなのを特殊な清掃業者が清掃します。

なかなか体力を使います。

 

ベルトコンベアから流れてくる荷物を積む仕事も簡単ではありますが、現場によっては重いものもあったり、ベルトコンベアの流れも速く、忙しいです。

 

そして一番大量的に辛かったのは、、、

・物流センター(倉庫)での仕分け

です。

しかも僕の場合は深夜でした。

 

覚える事はそこまで多くありませんが、なれるまでは怖い人にどやされます。

また、重たいものもあり、てきぱきと作業するには結構力を使います。

お盆時期など、郵送のピーク時は、倉庫内が次から次にくる配達物で埋め尽くされ、絶対に朝までに終わらないぞという超忙しい状態になります。

1年間でメチャクチャ筋肉つきましたw

 

また愉快な仲間たちですが、、、

求人広告の写真にあるような和気あいあいとした雰囲気などありません。

みんな疲れてますし、就業前も無言。

多少仲良くなってくると、仕事中に雑談もできますが、初日から歓迎してくれるようなフレンドリーなところではないですね。

 

所詮日雇いなので、新しくきた人も、次の日に来るかはわかりません。

なので先輩たちも様子見です。

中には面倒見のいい人もいますが、ほぼいないと思っていいでしょう。

 

全然知らない人たちのところに放り込まれ、誰も教えてくれないまま仕事がスタートする事もあります。

もちろん何やれとかは、現場の社員から指示はありますが、基本は高圧的ですw

 

就業前に、作業員たちが集まっている控え室で、何の説明もなく、急に全員移動しはじめました。

これは作業現場への移動で、何回も来てる人はわかるのですが、初めて来た人に説明もなく、意味もわかりません。

この時ついていかないと、工場内で迷子になる事もw

まあ、そこまで不親切なところは少ないでしょうが、こんな感じの現場もあるという事です。

 

▼日雇いの給料

 

日雇いと言っても、その場ですぐにお金をもらえるところは少ないです。

日雇いでも日払いではないのです。

週払いと呼ばれるものが多いかもしれません。

 

その場合は、その日働いた証拠となる紙(ハンコとかサインされてる)を持って、派遣元の事務所に行きます。

持っていった分の給料がもらえます。

毎日やってるわけでなく、曜日が決まってるので、日払いにはなりません。

事務所が家から遠いと最悪です。

給料もらいにいくための交通費など出ませんから。

もし日雇いやるなら、事務所が近所のものにしましょう。

 

また、時給は1,000円前後です。

同じ仕事でも、派遣元により違います。

ちなみに僕は深夜の現場を定期的に紹介されてたので、1,200円もらってました。

 

現場には、いくつかの派遣会社から人が集められるのですが、同じ仕事をしてても1,000円だったり、900円だったりします。

900円の人が一番真面目に働いてた時は、悲しくなりました。

なので、日雇い労働者同士での給料の話は禁句です。

お互いのためにしてはいけません。

 

また、僕のところは「安全保障費」みたいな名目で、会社に1日100円くらい抜かれてました。

何が安全保障意味がわからなかったのですが、やはり違法だったらしく、数年後にその分が返還されました。

なので、今はそういうのはないかもしれませんね。

 その時に「返還されたから後々文句は言いません」みたいな誓約書も書かされました。

 

また、一度OKした仕事は休めないといいましたが、、、

それは欠員が出た場合、派遣元の正社員が替りに現場にいかなければならないからです。

なので、仕事を決めるまでは優しい社員も、一度決まった仕事をキャンセルしようとすると人格が変わるくらい冷たくなります。

 

以前、ある深夜のお仕事をOKした直後、その時間だと次の日の用事に間に合わない事に気付きました。

なので、至急電話を折り返して、キャンセルもしくは早退させてくれと申し出ました。

その時の声のトーンの変わりようったらありませんw

さっきまで「○○さん(僕)しかいません、お願いします!」と下手だったのに、まったく逆転。

結局キャンセルはできなかったので、現場に行った時に相手の人に事情を説明しました。

たまたまいい人だったので、仕事が早めに片付く事もあるので、その時は大丈夫だよと言ってくれました。

 

とにかく、派遣元の社員は、いかに現場に人を埋めるかに追われてます。

シフトを埋めるまでは優しいですが、休もうとする人には手厳しいです。

人を数字としか見ていない印象を受けました。

 

▼日雇いの最大のデメリット

 

日雇い派遣の最大のデメリット。

それは仕事の積み重ねがない事でしょう。

本当に何のスキルも磨けません。

これなら居酒屋のバイトとか接客を長年したほうが、まだ積み重ねがあります。

若い時はよくても、後でどこにも転職できなくなります。

 

働いてる人、学生などが副業感覚でするにはいいかもしれませんが、これメインでって人にはオススメしません。

バンドマンも、もうちょっとマシなアルバイトを探したほうがいいです。

 

 

貧乏すぎる時に電気ガス水道が止まった経験 一番マズイのはどれ?

バンドマンは貧乏なヤツが結構います。

低所得なのもありますが、バンドを維持するのに金もかかるから。

 

僕もかなり貧乏だった(というか、今も裕福ではありません)時代があり、泣きそうな経験もたくさんしてますw

 

僕の場合は、当時は金の使い方とか、節約もダメダメだったのもありますので、すべてのバンドマンがそうではありません。

しかし、バンドマンをやってるヤツは、少なからず社会のクズ的な人もいます(僕もその一人)

なので、似たような経験をしてる人も多いんじゃないかなーって思います。

 

貧乏なので遊びにいけない

そんなのは序の口というか、貧乏というレベルが違います。

 

飯が食えない

何日も飯抜き

 

これも序の口でしょう。

僕も会社で飲める無料のコーヒーに砂糖をたっぷりいれて飲んで乗り越えた事がありますw

あと、オフスで出回ってる、誰かのお土産とかw

 

人間、水さえ飲んでいれば、半月くらい何も食べなくても死にません。

半月くらいまでは僕も実証済みです。

ただし、体にはメチャクチャよくないw

繰り返しますが、水は飲んでください。

水分補給であれば、カフェインの入ってない、ただの水がいいです。

お茶は利尿作用もありますので。

 

ペットボトルの水も買えない人は、水道水を飲んでください。

東京住まいでも、最近は水道水もだいぶ味がマシになりましたよ。

家の水道が気になるなら、公園や公共施設ででも、とにかく水はたっぷりと飲んでください。

水を飲まないと3日で死ぬとか言われてます。

 

携帯電話やインターネットが止まる

 

なかなか痛いです。

しかし、僕も携帯はガラケー時代に何度も止まりましたよw

バンドメンバーとも連絡が取れなくなるのは痛いですが、なんとかなりました。

止まるとしても携帯かインターネットどちらかはなんとかつなげておきたいですね。

電話がなくてもメールも使えますし、スカイプなどの連絡手段もあります。

スマホになってからは、wi-fi接続が可能なので、万が一止まってもなんとかなりますね。

 

でも、止まったまま放置しておくと、契約そのものを解除されます。

これはさすがに避けたい。

止まったとしても、契約解除期限(だいたい半月とか)までには、かならず支払をしましょう。

 

電気、ガス、水道などのインフラが止まる

 

このあたりになってくると、かなり貧乏というのものを痛感します。

ちなみに僕は、それぞれ止まった経験は何度もあります。

全部一気に止まるという経験はないです。

 

ピンポーンとチャイムが鳴っても無視していたら、プシュンという音とともに、部屋の中の電気が一斉に止まった瞬間も見ましたw

灯りはもちろん、パソコンも冷蔵庫もとまり、部屋の中が不気味なくらい無音になります。

 

これがまた、月末に止まったりするのですが、最悪のタイミングでは、年末年始に電気が止まった経験があります。

その時は、1月4日くらいに収入が入る予定になっていましたが、、、

たしかクリスマスくらいから正月開けまで、電気のない生活をしてましたよ。

この時は本当に貧乏を痛感しました。

何やってるんだろうという気持ちに、、、

 

さて、、、

電気、ガス、水道で、一番止まってはいけないものはなんでしょうか?

僕は電気が一番止めてはいけないと思います。

電気 > 水道 > ガス って感じですかね。

 

ガスが止まって困る事

それは風呂、調理、暖房等ですね。

暖房は電気だけの人も多いかもしれませんが、うちはガスを使ってます。

 

調理と暖房は本当になんとかなります。

寒くても、毛布にくるまってればなんとかなる。

お湯が使えないのは大変だが、食物もなんとかなる。

風呂は少しだけ痛いですね。

なんせ、体が臭くなったら、仕事も行きづらいです。

しかし、これも、水で体を洗うとか、なんなら数百円で銭湯行くとか、ガスが止まってる期間が短ければなんとかなります。

夜でも、ネカフェならシャワーが浴びれるところも多いです。

安いネカフェで、シャワーだけ使ってすぐ出るとかもアリ。

 

僕は冬でも水シャワー使った事もあります、、、

心臓によくないです。

やる際は自己責任で。

水に濡らしたタオルで、脇の下や股間など、臭くなりやすい所だけでも洗えればなんとか。

 

水道が止まって困る事

風呂、洗濯、調理、トイレですね。

 

風呂は水風呂すら諦める事になります。

洗濯できないのもキツいです。

これはコインランドリーなどに行きます。

 

調理というか、水も飲めないという状況ですね。

この時、ペットボトルのお茶でも高いと感じてるレベルだと思うので、なかなかキツイです。

僕は部屋の中に一切の飲料水がなくなった時は、職場の水道でたっぷりと水分補給するか、公園や図書館にわざわざいって水を飲みました。

 

そして、とてもキツイのがトイレです。

水が止まるとトイレが流せません。

一度、水道が止められてるのに気づかず、をしてしまった事があります。

当然、大は流れていかないので、水道を復帰させる数日間放置しましたが、、、

尋常じゃない匂いに悩まされました。

トイレは玄関脇ですが、家を出入りする時に吐きそうになるくらい。

 

トイレは外でするにしても、夜中に突然トイレに行きたくなって起きた時に困ります。

朝まで我慢するのは無謀なので、トイレをするためだけに近くのコンビニや公園にダッシュします。

しかし、最近は都内でも、防犯のために夜中のトイレ使用を禁止してる店もあります。

使えるトイレの場所には詳しくなりましたw

とにかく水道が止まってヤバイのはトイレ問題です。

 

電気が止まって困る事

これはもう、、、全部です。

電気がないと暖房冷房も使えない方も多いでしょう。

冷蔵庫も止まりますから、貯蔵も厳しいです。

 

これがまた、買い置き用のアイスとか買ってきた日に限って、部屋の電気が止まってたりするんですよ、、、

少ない小遣いでの贅沢だったのい、、、呪いかと思うレベルです。

 

電気が止まるとお湯も出ません。

これは部屋の作りにもよるかもしれませんが、僕の部屋はそうです。

着火時に電気が必要なのです。

なので、風呂も暗闇の中で水シャワーを浴びるという生活になります。

 

部屋の中も暗く、パソコンも使えないし、何もする事がありません。

夜になったら寝るという、昔の人のような生活になります。

携帯もバッテリーがもちませんから、会社とかでこっそり充電します。

でも、使いまくるとすぐにバッテリーがなくなるので、部屋ではあまり使えません。

 

せめて本が読みたいと思い、100円ショップで懐中電灯を買ってきて読んでた事があります。

しかし、メッチャ読みづらいです。

 

なにより、ネットなどが使えなくなって、何も情報収集ができないのが痛いです。

この状況から、まともな生活に復帰するのは難しいので、ガスや水道が止まっても、電気だけは止めてはいけないと思いますね。

 

一度、電気は止まったけど、金はなんとかすぐに払えそう、、、という状況がありました。

しかし、部屋の中が真っ暗で、請求書すら探せないという事がありました。

なんとか懐中電灯+手探りで見つかりましたけどね。

バンドマンはもしもの時のために、懐中電灯は買っておいて損はないかもしれませんw

 

さて、インフラ系はなるべく止めてはいけないわけですが、もっとマズイものがあります。

 

それは家賃借金(税金含む)です。

家賃と借金は、給料日に真っ先に払うか、絶対に使わないようにタンスに貯金などしましょう。

家を失った場合、本当に社会復帰が難しくなります。

また、高額であるので、一度滞納し始めると、元に戻すのも難しいです。

借金も、借金に追われる生活はマズイです。

少なくともバンドなんてやってる場合ではなくなります。

 

また、税金の滞納も、これは借金と同じになります。

甘く見ると痛い目に合います。

僕も一度、税金の滞納により銀行口座を差し押さえられた事があります。

その話もいずれ。

 

 

 

バンドマンがするべきバイトの必須条件とは?

バンドマンは当然何かしらアルバイトなり、仕事をしなければ生きていけません。

一般の方からしたら勘違いもあるかもしれませんが、普通にタワレコにCD置いてあるバンドですら、アルバイトしているのが現状です。

 

バンドをするには、単純に考えて、バンドをしてない人よりもプラスアルファの金がかかります。

ライブするのにだって諸経費はかかりますし、なんならライブの収支がマイナスのバンドも多いです。

それなりに経験を積んでいくと、ライブの収支がプラスになる人も出てきます。

僕も、インディーズバンドをやっていた最後の数年は、プラスになるライブも結構ありました。

しかし、毎回プラスになるという事はなく、どうしてもマイナスになってしまう回もありました。

 

僕の場合は、毎回プラスというのは諦めて、マイナスだけにはならないように色々と考えました。

そこらへんのお話もいつかしていきますね。

 とにかく、バンドをするには金がかかるのです。

 

なので、週3のバイトでいいや~

なんて事にはなりません。

もちろん節制して、生活費も切り詰めますが、東京在住で、一人暮らしでは週5で働くのはほぼ必須と言っていいと思います。

なので、「バンドマンのバイト」といっても、アルバイトや派遣社員、正社員など、人によって雇用形態は色々です。

 

▼必須条件1

転勤がない

 

転勤があるとそもそもバンドを続けられません。

中には東海地方から、バンドのために東京に定期的に通う、、、なんて強者もいましたが、どう考えても無理が出てきます。

この段階で、正社員という雇用形態は結構危険ではあります。

転勤が確実にない業界ならいいですが、将来的にどうなるかわかりませんよね。

正社員だと、明確な理由なく転勤を断れない環境の方がほとんどだと思います。

アルバイトや派遣社員の場合、基本的にはその場所での契約だったりするので、その心配はほとんどありません。

まあ、正社員でも、転勤がなさそうな所で働きつつ、いざ転勤となったら辞めるという手もあります。

僕の場合も、バンドのため、、、だけではないですが、東京から茨城に転勤する事が決まったのが正社員を辞めるための最後のひと押しにはなりましたね。

 

▼必須条件2

残業、急な休日出勤のコントロールができる

 

 

残業が一切ない職場ならばいいですが、自分でコントロールができれば大丈夫だと思います。

 というのは、インディーズバンドをやっていると、平日の夜にライブをするなんて事も多いからです。

その度に仕事を休むと、収入も減ります。

なので、昼間は働き、仕事が終わってからライブハウスに直行するバンドマンって、結構いますよ。

ハイスタンダードの横山建さんいますよね。

あの方のソロのバンドには、かつて外人のベーシストさんが在籍していましたが、会社員をされていました。

ツアーなのにどうしても仕事が抜けられない時、仕事が終わってから東京 → 仙台とかに急いで急行した・・・

なんて話を聞いた事があります。

横山建さんはレコード会社の代表ですし、アルバイトしてるなんて事はないのではないかと思いますが、あのレベルの有名なバンドメンバーでも、ちゃんと仕事してるんだと思ってください。

 

バンドマンが守らなければならない時間には「普段の練習」「ライブ本番前のリハーサル」「ライブ本番」があります。

もちろん、どれも遅刻してはいけませんが、「ライブ本番」だけは絶対に絶対に遅れてはいけません。

こんな事になったら、バンドの信用も失墜しますし、そもそもメンバーからクビ宣告を受けるでしょう。

僕の10年の活動歴で、これをやってしまった人はほとんど見た事がありません。

しかし、10分前に到着とか、ほんとうにハラハラするタイミングなのは何度か見た事があります。

 

でも、完全に遅刻してしまったのを一回だけ見てしまいました。

それは大規模な電車遅延が発生した時で、本番に間に合わなかったという事態です。

この時は、一緒に出演してた他のバンドさんと順番を入れ替わってもらってなんとかなりました。

でも、電車遅延が本当に大規模だったので、そもそもその日のうちにたどり着けるか、本当にヤバイ状態でした。

 

それは仕方ない理由だったので、他のバンドも快諾してくれましたが、個人の仕事の都合で遅刻などはありえません。

 

また、「ライブ本番前のリハーサル」は、そもそも昼間にやります。

なので、その日、昼間に働く予定の人は、最初から「リハーサル無し」とライブハウスに伝えておきます。

リハーサルとは、何も演奏の練習ではなく、各楽器の音の調整などです。

だから、本当はやるべきなのですが、インディーズバンドの生活事情も知ってるので、ライブハウスの方もリハーサル無しでうまいこと調整はしてくれます。

ただ、経験のない新人たちがリハーサル無しでライブするのは危険です。

ライブの音も散々になるので、ある程度経験を積んで、バンドとしての音作りやセッティングが素早くできるようになってからじゃないと無理です。

 

「普段の練習」はバンド内部の問題なので、一番なんとかなります。

しかし、これだって毎回「仕事で遅刻する」なんて言われたら、他のメンバーも腹が立ちますよ。

時間通りに来てる人は、ちゃんと調整して来てるわけですからね。

 

バンドは人間関係が崩れると、一気に解散に向かいます。

バンドマンにはルーズな人も多いですが、自己都合で毎回遅刻するような人とは僕は組みたくありませんね。

 

▼必須条件3

メンバーと休みがあってる

 

 

メンバーと休みがあってる事も大事です。

休みというか、就業時間ですかね。

例えば平日昼間に働いてるオフィスワークの人と、土日を含む夜に働いてる飲食関係の人だと、練習で合う時間がありません。

ライブの日は誰かが休みをとるなどすればよいですが、、、

練習は少なくとも週1回はすると考えて、これだとバンドの存続は厳しいです。

僕が昔やっていた時はこの状態で、毎週深夜に練習に入ってました。

仕事してから徹夜になったり、逆に徹夜してから仕事になったり。

体力はキツイです。

 

▼必須条件4

十分生活できる給料

 

これは当たり前の事ですが、普通の生活費プラス、バンドの金がかかるので、それなりに稼がなくてはいけません。

給料が安ければ、バンドの活動のない休日にもう一個バイトもしたり、遊びに行く金を削ったり。

本気でバンドをやるには、かなりストイックな生活を送る必要があります。

 

これは僕の収入が低かったせいもありますが、、、

海外旅行とかスキー・スノボとか、そういう普通の若者の青春が送れません。

金の問題もあるし、時間の問題もね。

 

今考えると恐ろしい人生ですw

好きじゃないとやっていけません。

 

▼必須ではないけど、あったほうがいい条件

休みが取りやすい

 

普段のライブや練習で毎回休みをとってると、有休がいくらあってもたりません。

しかし、いざという時に休みが取れるというのは大事です。

例えば何らかの大きなイベントへの出演だったり、オーディションだったり。

そういうのは平日に休みが必要な場合も多いです。

また、ツアーなども土日だけで行ってるバンドもいますが、休みを追加して、3連休、4連休にしたほうが効率はいいです。

 

中には一ヶ月くらい休みをとって、地方を回ってきたヤツもいます。

当然、一ヶ月も有休がとれるわけではなく、その間は無収入です。

多少はライブのギャラやCDの売上もあるでしょうが、そんなものは期待できません。

そもそも無名なのを、名前を広めるためのツアーですからね。

なので、恐ろしいほど節制したり、普段は掛け持ちで働いたりして金をため、ツアー中も貧乏旅行。

青春18切符で移動し、夜はネカフェか野宿。

みたいな過酷なツアーですw

 

一ヶ月レベルだと、正社員はもう不可能ですね。

アルバイト、かつ職場の理解がなければ無理です。

アルバイトでも、普通の職場ならクビにされかねません。

 

休みがとりやすくなくても、急な出勤や残業がなければ、やりようはあります。

しかし、休みがとりやすいほうが有利なのは確かです。

 

 

元バンドマンがどんな仕事をしてきたか

僕のバンドマンとしての経歴と、その間にどんな職業についていたかをお話しします。

 
僕は去年まで、いわゆるインディーズバンドを10年ほどやっていました。
CDはタワレコamazonで買えますし、iTunesでも買えます。
ライブも毎月複数本やってましたし、地方へツアーもしたことがあります。
某有名雑誌にインタビューも載りました。
 
フェスにも出演しました。
ただ、サマソニとかではないです。
おそらく、インディーズ好きじゃないと知らないくらいの知名度のフェス。
でも、毎年1万人以上の動員がある、その道では有名なフェスです。
 
そんな僕ですか、当然バンド以外に働かなければ食っていけません。
CDやグッズ、チケットの売り上げよりも、バンドを継続させるための諸経費のほうが高くつきます。
 
もっと言ったら、メジャーデビューしてるバンドでも、アルバイトをしてる場合がある(というか、売れるまではアルバイトしてる人も多いと思います)時代です。
インディーズで、僕以上に有名で人気のあるバンドでも、何かしら働いていると思って間違いないです。
 
 
まず、僕は大卒です。
地方の理系の国立大学を卒業後、東京で正社員でプログラマーになります。
かっこよく言うとSEです。
 
SEの時代も、趣味レベルでバンドをやってまきたが、とても本格的にバンドが出来る状態ではありませんでした。
毎日終電まで働いてましたし、土曜もほぼ出勤。
金曜の夜、帰る間際に「明日出勤ね」となる事も多かったですし、ひどい時は土曜の朝に電話かかってきて「今から出勤」と言われたりもしました。
かろうじて日曜はなんとか休めてましたが、これではバンドどころか、何のために生きてるかもわかりません。
ちょうど、バンドを本格的に始めたい欲求も高まってきていたので、四年で退職しました。
 
次はHTMLコーダーという仕事につきました。
これはアルバイト契約です。
1年ほど働きましたが、給料が安すぎて食っていけないのでやめました。
 
その後、日雇い派遣という名の、超底辺のフリーターで1年。
HTMLコーダーよりは時給は良かったですが、このままじゃヤバイと思い、再就職活動。
 
そして、長期派遣の仕事を見つけ、某大手優良企業で、パソコン系の事務的なものに就職。
多少専門知識を活かす仕事ですが、基本は雑用。
資料作りや関連会社とのやりとりがメインです。
 
アルバイトよりも遥かに時給は高く、残業もあまりありません。
残業は時期によりましたが、休日出勤が無いのと、有休がかなり自由に使えたのが、でかかったです。
残業も、基本は何とか調整して、仕事終わってからライブをしに行く生活も可能でした。
月に手取りで20万前後もらえたので、生活も安定しましたしね。
 
この仕事で生活の基盤ができて、1年後くらいに、初めてのCD全国発売を経験します。
 
そして仕事はそのまま、今に至ります。